オーストラリアはもともとイギリスの植民地だったため紅茶の文化が根付いていました。第二次世界大戦後、イタリア人によって輸入されたコーヒーは1980年代後半にエスプレッソ系のドリンクが受け入れられ始めてから、徐々に広まりました。
今ではオーストラリア人の4人に3人(75%)は、1日に少なくとも1杯のコーヒーを飲んでおり、そのうち28%は1日に3杯以上のコーヒーを飲んでいるほど、オーストラリア人とってコーヒーは欠かせない生活の一部となっているのです。
日本では業界最大手であるアメリカのコーヒー企業スターバックス(Starbucks Coffee)でさえも、オーストラリアの根強いカフェ文化に対抗できず、2014年に業績不振による事業撤退(運営権を地元企業に売却)しました。
オーストラリア、特にメルボルンは肩書きやブランド名にとらわれない、枠にとらわれないスタイルを貫いています。地域ごとの雰囲気に溶け込んだ、地元のお客さんから愛されるアットホームなカフェばかりです。倉庫を改装して作られたカフェや、カウンターのみのカフェ、屋外のスペースで犬の同伴がOKなカフェなどスタイルは様々です。
コーヒー豆の厳選、焙煎、抽出方法、こだわり抜いコーヒーを居心地の良いカフェで楽しむことが出来るのです。
エスプレッソ(ショートブラック) |
エスプレッソマシーンから抽出された、通常25ml〜30mlのコーヒーショット。 エスプレッソ:1ショット ダブルエスプレッソ:2ショット |
---|---|
リストレット | エスプレッソと同じ量のコーヒー豆を使い半分のお湯で抽出するエスプレッソのことです。その為より濃いエスプレッソになります。通常15〜25mlの容量です。 |
マキアート |
ショートマキアート:1ショットのエスプレッソに小さじ1杯分のスチームミルクと少量のミルクフォーム(ミルクの泡)を乗せたもの。 ロングマキアート:2ショットのエスプレッソに小さじ1杯分のスチームミルクと少量のミルクフォーム(ミルクの泡)を乗せたもの。 |
ロングブラック | 沸騰したお湯を約2/3入れ、2ショットのエスプレッソを足したコーヒー。日本でいうコーヒーやアメリカ―ノに近い。 |
アイスロングブラック | 氷が入っていて冷えたロングブラックコーヒーです。日本のアイスコーヒーに近いですが、フレッシュやガムシロップは付いてこないので、予め、砂糖の量「1 sugar」や別でミルク「Cold milk on the side」をオーダーすると良いでしょう。 |
フラットホワイト | オーストラリア独自のコーヒーでエスプレッソにスチームミルクを混ぜたものです。ミルクフォーム(ミルクの泡)がほとんどなく、ミルクの比率が高い為よりミルクがエスプレッソと混ざって飲みやすいコーヒーです。 |
---|---|
ラテ | エスプレッソにスチームミルクを混ぜたもので、ミルクフォーム(ミルクの泡)が約1cm程乗っています。オーストラリアで最も飲まれている種類で、グラスで提供されます。 |
カプチーノ | エスプレッソにスチームミルクを混ぜたもので、ミルクフォーム(ミルクの泡)が約2cm程乗っています。チョコレートパウダーが振りかけられているのが特徴です。 |
モカ | エスプレッソにスチームミルクとチョコレートパウダーを混ぜたものでコーヒーの苦さが苦手な方でもチャレンジしやすい飲み物です。 |
ピッコロ | イタリア語で小さいを表すピッコロは文字の通り90mlの小さなグラスで提供されます。ラテと同じ量のエスプレッソまたはリストレットにスチームミルクを混ぜたもので、ミルクフォーム(ミルクの泡)が少し乗っています。より強くエスプレッソの味を楽しむ事が出来ます。 |
マジック | メルボルン発祥のコーヒーで、ダブルリストレットにスチームミルクを3/4混ぜたものです。ラテではコーヒーの味あまり感じられないが、ロングマキアートでは強すぎるという方にお勧めです。 |
アイスコーヒー | オーストラリアではアイスクリームやホイップクリームが乗った冷たいコーヒーのことを言います。日本でオーダーするアイスコーヒーとは異なるため注意して下さい。 |
アイスラテ | エスプレッソに冷たいミルクを加えたシンプルなコーヒー。 |
ベイビーチーノ | 海外では主流なベイビーチーノとは子ども用のカプチーノです。カプチーノとはいってもコーヒーは含まれておらず、温かいミルクとミルクフォームにココアパウダーなどを乗せた飲み物です。マシュマロが付いてくるカフェもあります。パパ・ママと一緒に来店した子供たちもカフェ気分を楽しめます。 |
---|
イタリアでは「バリスタ (barista)」という単語はバール (bar) でサービスをする人 (~ista) という意味ですが、オーストラリアでバリスタはコーヒーに関する幅広い知識を持ったコーヒーを作るプロという意味です。
バリスタが提供するコーヒーはエスプレッソだけでなく、ラテやカプチーノといったミルクを加えるタイプのコーヒーもあります。バリスタの技術にはラテアートと呼ばれるハート型や葉っぱ型のコーヒーアートも存在し、カフェで見かけることも多いことからバリスタ=ラテアート思い浮かべる人も多いでしょう。
バリスタと言っても単にコーヒーを作るだけでなく、お客様のサービスができて一流のバリスタと言われています。オーダー内容を的確に作り、お客様の名前を覚えたり、コミュニケーションを取ったりと、接客技術も必須です。
オーストラリアでバリスタとして働くための正式な資格や検定はありません。
代わりに、バリスタのコースを受講して、コースを受講したという証明(Certificate)を取得することが出来ます。政府公認の証明書と各学校発行の証明書があるため、事前にどちらの証明書が取得できるのかを確認してもいいでしょう。
もちろん独学で知識や技術を習得し、バリスタになるということは不可能ではありませんが、世界をリードするコーヒー大国オーストラリアではこのような証明があるとお仕事が探しやすくなります。
中には数時間で取得できるような証明書もあることから、必ずしも効果があるとは限りません。それに伴う技術や経験、英語力、人柄も雇用される為の判断材料になります。バリスタの証明書を取得することはこれからのキャリアの出発点として捉えるのが良いでしょう。
バリスタコースは基本的に全て英語で行われる為、コミュニケーションが取れる一定の英語力が必要になります。自信のない方は一般英語コースと組み合わせて受講することも可能です。
バリスタコースでは基礎知識からコーヒーを淹れる練習やスチーマーを使ったバランスの良いミルクの作り方を学ぶ実務もあります。
以上が大体の基本的なバリスタコースで学べる内容になります。コースによっては、ラテアートを学ぶことも出来るでしょう。
入学費用 | $100~250 |
---|---|
授業料 | $1,050~$1,850 |
教材費 | $80~300 |
Impact Englishインパクト・イングリッシュ
英語レベル:中級 期間:5週間バリスタ/カフェ英語コースは週20時間の実習を含むバリスタ英語の授業に加えて9.5時間のTAFEでのバリスタ研修を含む短期集中コースです。TAFEの修了書とインパクトの修了書の2つの資格を取得出来ます。
Lonsdale Instituteロンズデール・インスティテュート
英語レベル:中級 期間:2週間コーヒー作りのスキルに重点を置き、ラテアートを含む様々なコーヒーの作り方を学びます。加えてホスピタリティー業界で使う英語スキルも学習するのでお仕事探しに役立ちます。
Universal Englishユニバーサル・イングリッシュ
英語レベル:中級 期間:4週間/3日間4週間のコースと短期3日間の入門コースを開講しています。豆の種類、ブレンド、醸造比率や歴史といった「コーヒー理論」とエスプレッソマシンの使い方、コーヒー作りの「実践」の両方を組み合わせています。
メルボルン留学センターでは、学校の紹介からお申込み手続きまでお客様の理想とされる留学プランをサポートいたします!
ご自身で留学計画をされるのは不安・・・という方も弊社にお任せください!
オンライン又は対面にてご対応させていただくことも可能でございます。
まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。
メルボルン留学センターでは、学校の紹介からお申込み手続きまでお客様の理想とされる留学プランをサポートいたします!ご自身で留学計画をされるのは不安・・・という方も弊社にお任せください!オンライン又は対面にてご対応させていただくことも可能でございます。まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。