アート留学の概要 | メルボルン留学センター

アート・デザイン留学とは

一般的にはアートやデザインを学ぶことがアート留学またはデザイン留学と言われています。
アート、デザインといってもグラフィックアートやフォトグラフィー、ファッションなど専門分野は多岐に渡ります。日本でも学習は出来ますが、海外で学習することによって日本では得られなかった技術を修得したり、新たなインスピレーションを感じることができるかもしれません。

「芸術の文化に触れてみたい」「海外のアートやデザインを学びたい」「クリエイティブな仕事に就きたい」という方にはおすすめです。

メルボルンの芸術文化

メルボルンは別名アートの街とも呼ばれています。その名の通り歴史的建造物や世界クラスの舞台やミュージカル作品を上演する劇場、街のいたるところで見られるストリートアートやパフォーマンスなど、創造力に満ち溢れた活気のある街です。

中でもビクトリア国立美術館（National Gallery of Victoria）通称NGVはオーストラリア最古の美術館・博物館で、現在は70000点の展示物が収蔵されています。国際的なアートを扱う「NGVインターナショナル」と植民地時代から現在までのオーストラリアの芸術を紹介する「イアンポッターセンター」の2つに分かれており、誰でも無料で入場可能です。

メルボルンは芸術に触れる機会があり、普段美術館に行かない人でも楽しめるものばかりです。

メルボルンのストリートアート

メルボルンの観光スポットとして必ず上位に入ってくるのは「ストリートアート」です。メルボルンはこのアートが活気のある街作りに欠かせない一部だと認識しています。

許可された人のみがペイントができ、運が良ければ街で実際にペイントしているところを見れるかもしれません。

単なるアートであっても、そこには社会風刺、人々が伝えたい事が含まれたメッセージ性のあるものなのです。最近では新型コロナウイルス関連のアートが注目されていました。医療従事者が地球を支えているアートや、マスクを着用した人々が抱き合っているアート、「Don’t Panic」と書かれたトイレットペーパーのアートなど、今一度伝えたい気持ちが描かれています。

メルボルンは「自由に表現できる場」といいても過言はないでしょう。

アーティストになるには？

オーストラリアでアーティストになるのに正式な資格は必要ありません。しかしアーティスト志望者はビジュアルアートや、デザイン、ファインアートなどの専門、大学にで就学し専門知識を学ぶ方が多いのが現状です。

絵画、フォトグラフィー、彫刻、デザインなどひとつに絞って活動するアーティストもいれば複数を組み合わせて何かを作り出すアーティストも存在します。
たとえば、彫刻家であれば粘土と道具を使って作品を作り上げたら、その後に窯で焼く前にペイントをすることがあります。

アーティストは自らの才能を駆使して、独自の方法で作品を作り上げるのです。

アート業界の仕事

アート業界の仕事は多岐に渡ります。
フリーランサーとして働く場合や企業に勤める場合など働くスタイルも様々です。

画家
彫刻家
グラフィックデザイナー
ファッションデザイナー
フォトグラファー
イラストレーター
ファインアーティスト
アートセラピスト
美術講師
デザイン講師
ジュエリーデザイナー
レザー職人
フラワーデザイナー　など

アートコースで学べる科目・内容一例

まずはTAFEにてDiplomaを取得した後、企業で働き始める方や、個人的に活動を行う学生もいます。Diplomaを取得すれば提携先の大学であれば、2年次への編入出来る可能性があり、そこで更に専門知識や実践的なスキルを身に着けることも出来ます。

TAFE

資格	Certificate ~ Diploma
期間	半年 ~ 1年
入学に必要な英語力	IELTS 5.5以上 (アカデミック)
内容	グラフィックデザイン技術、カラー設定、タイポグラフィ、デジタル制作について理解を深めます。また、デザインの歴史や色彩理論、描画、視覚効果のテクニック、3Dフォームのデザインについても学びます。

資格	Advanced Diploma
期間	1年
入学に必要な英語力	IELTS 5.5以上 (アカデミック)
内容	色、印刷、デジタルメディア、ブランディング、インストラクショナルデザイン、タイポグラフィ、ウェブデザイン、パッケージング、広告についての理解を深める他、Photoshop、Illustrator、InDesignなどのデザインツールのスキルも学びます。

大学

資格	Bachelor
期間	3年
入学に必要な英語力	IELTS 6.5以上 (アカデミック)
内容	作品制作に加えて、美術史、理論、文化、そして芸術やクリエイティブ業界で成功するために必要な専門的なスキルを学習します。

TAFEについて

入学に必要なアートスキル

学校によって求められる入学条件は異なりますが、ポートフォリオの提出を要求される場合があります。
ポートフォリオとは「今までこのような作品を作ってきました」「このようなスキルがあります」とアピールするためのご自身の作品紹介です。

入学のみならず、お仕事を探す際にもポートフォリオの提出を求められることがありますので、ご自身の作品を綺麗に保管しておきましょう。