Tax File Number (TFN) とはオーストラリアの納税者番号で、収入に対し正しく課税してもらうためのものです。オーストラリアで仕事をする際に必要で、留学生の場合は就労する学生とワーホリメーカーが対象となります。
タックスファイルナンバーは、オンラインで申請が可能です。
1.申請画面へアクセス
まずはオーストラリアのタックスオフィス(Australian Taxation Office: ATO)のホームページにある、オーストラリア国外のパスポート保持者用の申請画面へアクセスします。
記載されている申請条件や申請の流れを確認し、「Apply online for a TFN」を選択してください。
2.申請資格について確認
再度申請資格が表示されるので確認し、「Next」を選択します。
3.説明事項を確認
オーストラリアに一時滞在する人(留学生を含む)や永住者に向けての説明があるので、内容を確認をして「Next」を選択します。
ここまでは何度か同じ内容が表示されますが、必ず目を通しましょう。
4.パスポート情報を入力
パスポート番号や発行国、オーストラリアへの渡航歴の有無を入力します。
5.個人情報を入力
申請者の名前や生年月日、性別、配偶者情報を入力します。結婚などで姓が変わっている場合、次に表示されるページでその情報を入力します。
6.既存のタックスファイルナンバーを入力
すでにタックスファイルナンバーを持っている場合や、オーストラリアのビジネスナンバー(Australian Business Number: ABN)を持っている場合は入力します。
今までに申請をしたことがない人は、すべての項目で「No」を選びます。
7.郵送先の住所を入力
タックスファイルナンバーの郵送先を入力します。
postal address(郵送先住所)とhome address(居住所)が同じ場合は、「Is your current home address~」のところで「Yes」を選んでください。またその際、下の段の住所の入力は不要です。
8.連絡先を入力
申請者の連絡先を入力します。基本的に自分の連絡先を入力するので、最初の項目では「Me」を選択してください。年齢や言語の問題で申請者と税務署が直接やり取りできない場合は「Another person」を選択し、その人の情報を入力します。
連絡先には、オーストラリア国内から通じる電話番号が必要です。留学生の場合は、携帯の電話番号を入力しましょう。
9.宣誓画面を確認
今まで記入した内容が正しいことの宣誓です。不安な場合は「Previous」を選択し、前の画面に戻って確認をしましょう。問題が無ければ「Submit」を選択します。
10.完了画面を確認
最後に申請完了の画面が表示されます。
こちらでは
全てが完了したら「Exit」を選択します。
申請の際は以下のものを準備しましょう。
タックスファイルナンバーを申請できる人は、就労許可があるビザでオーストラリアに入国している人です。またナンバーが郵送で届くため、郵送先の住所を持っている必要もあります。
タックスオフィスに記載されている詳しい申請条件は、以下の通りです。
申請前に、下記の注意点を確認しましょう。
タックスファイルナンバーは、通常28日以内に郵送されます。申請から取得までには1~2週間かかるのが一般的なので、仕事を探す予定の人は早めに申請をしましょう。
タックスファイルナンバーがない期間も就労ができます。しかし所得税はビザに応じて税率が異なるため、ナンバーが無い期間の給与には最も高い税金が課されます。この際に払いすぎた税金は、ナンバーを取得後に取り戻せます。
タックスファイルナンバーは、一度申請すれば出国の有無に関わらず一生有効です。取得したナンバーは、無くさないようにしましょう。
主な確認方法は、以下の4つです。
タックファイルスナンバーが郵送された際の書類がないか、または税金関連の書類がないかを確認しましょう。
給与明細にはタックスファイルナンバーが書いてあります。明細が見つからない場合は、雇用主に問い合わせてみましょう。ただしキャッシュジョブ(現金の手渡しで給与を支払う仕事)や、雇用主が個人情報を削除している場合は確認できません。
年金の明細にも、タックスファイルナンバーが書いてあります。
問い合わせの際は、申請番号とパスポートを準備しましょう。申請時と現在のビザが異なる場合は、申請時のビザの情報も必要です。問い合わせは電話対応となります。