メルボルン留学の質を左右する「滞在方法」。滞在先選びは学校選びと同じくらい重要です。しかし何を基準に選べばいいのか、分からない人もいるでしょう。
こちらでは自分に合った滞在先選びのポイントや、メルボルン留学でおすすめの滞在方法をご紹介します。「これは重視したい!」という条件を決めたうえでご覧いただくと、快適な滞在先が見つかりますよ!
※記述内の日本円は、1オーストラリアドルを約96円で計算しています(2023年8月現在)
留学生などが現地の一般家庭に滞在するスタイルです。ホストファミリーが生活のサポートをしてくれたり、イベントを企画してくれたりします。
また18歳未満の留学では、ホームステイが滞在先の必須条件となっている場合があります。
ホストファミリーがサポートをしてくれるため、安心して過ごせます。
家具やリネンを揃える必要がなく、初期費用が最低限で済ませられます。また長期留学であっても、生活に慣れるまでの一時滞在として利用する人が多いです。
朝と夜は食事を提供してくれるステイ先が多いため、すべてを外食にするよりも食費が節約できます。
ホームステイは、海外の文化や家庭環境を肌で感じられる貴重な機会です。
メルボルンでのホームステイの相場は週280~450ドルで、1か月の費用は1,120~1,800ドルです。日本円では1か月107,520~172,800円となります。
費用は立地や用意される食事の回数、部屋の種類などで変動します。食費や光熱費、設備・部屋の利用料はすべて込みの価格です。ただしインターネットの費用は含まれてない場合があります。
ホストファミリーが生活の支援をしてくれるので、安心して生活できます。
ホストファミリーとの会話を通して、生きた英語が鍛えられます。
食事がつくので、すべてを外食にするよりもお得です。
特に短期の語学留学の場合は現地の人との触れ合いが少ないため、ホームステイは貴重な機会です。またその国ならではの文化や生活様式を肌で感じられます。
食事の時間や門限が決められているので、生活リズムが整いやすいです。
シャワーの時間などが決まっている場合、自分のペースで過ごせないことも。ハウスルールは入居前に確認しましょう。
家庭によっては、料理が口に合わないことがあります。またアレルギーや苦手なものがある人は、ホストファミリーに伝えておきましょう。
性格や文化の違いに戸惑うことは、少なからず起こりえます。倫理に反する問題でない限りは相手のことを尊重し、折り合いをつけることが大切です。
学校から遠い家庭に滞在することもあります。学校からの距離を重視する場合は、学生寮がおすすめです。
生活サポートや食事が含まれているので、他の滞在方法と比べると費用が高めです。
アレルギーがある人や動物が苦手な人は、ペットがいるかを確認しましょう。また子どもが苦手な人や同性の人と生活したい人は、その点も確認しておくと安心です。
自分ですべき家事やインターネット・シャワー・冷暖房の使い方などを確認しましょう。また家庭によってはWi-fiの使用ができなかったり、制限をかけていたりするので注意です。
過ごしやすさに影響するため、以下の点を確認しましょう。
学校や民間企業が運営する、学生専用の滞在先です。各国の学生と交流しながら共同生活がおくれます。
一緒に過ごす時間が長いので、友達を作りやすいのが最大の魅力。一生付き合える友達を作るのも夢ではありません。
学生寮は門限や食事の時間などが決められていないところが多く、自分のリズムで生活しやすいです。
周囲に似たような境遇の人が多く、勉強やアルバイト、おすすめの観光地などの情報が集めやすいです。
学生寮の相場は週250~500ドル、一か月で1,000~2,000ドルです。日本円では1か月96,000~192,000円となります。
費用には水光熱費や施設利用料が含まれており、長期滞在ほど割引になる傾向があります。また寮によっては食事付きのプランもあります。
価格の大きなばらつきは、立地・設備や部屋のタイプによるものです。特に一人部屋は、ホームステイと同じくらいになります。
学校で話しかけづらくても、共同生活をしていると仲良くなるチャンスが増えます。
寮生活は生きた英語を学ぶ絶好の機会です。相手が語学留学生の場合は同じようなレベルで話せるので、ハードルが低いのもメリットと言えます。
食事の時間や門限がないため、自分のペースで生活できます。
学校の近くや、買い物・レジャーに便利な場所にあることが多いです。
建物に入る際にIDカードが必要など、セキュリティ面が整っているところが多いです。
家具や食器などが用意されているので、自分で用意するのは消耗品や食材だけ。最低限の準備で生活がスタートできます。
炊事洗濯は自分で行うので、その点からすると費用は少し高めです。費用を抑えたい場合は、ドミトリーなど相部屋を選びましょう。
ただし相部屋は、落ち着いて休めない可能性があります。
基本的に家事全般は自分でこなします。ただし寮によっては、食事を提供してくれるところがあります。
衛生環境が悪い可能性があります。また使いたいときに空いていないなど、不便な面も。
学生の中には夜まで騒いでいる人もいます。ある程度の騒音は我慢する覚悟が必要です。
一人部屋は意外と高いので、費用を重視する人は相部屋も確認しましょう。
共有設備が使える時間や掃除の仕方など、ルールを確認しましょう。
周辺のお店や公共交通機関など、生活のしやすさを見ておきましょう。
特に英語漬けの生活をおくりたい人は、学生の国籍比率を確認しましょう。日本人が多い環境では、日本語で話してしまう傾向があります。
ランドロード(大家)が貸し出している一軒家やアパートのフラットを、複数の人とシェアする滞在方法です。
部屋の種類は、一人部屋でバスルームがついているマスタールーム、バスルームは共同な一人部屋のオウンルーム、部屋もシェアするツインルームやドミトリー、リビングに住むリビングシェアなどがあります。
特にルームシェアやリビングシェアの家賃はお得です。
費用が抑えられるため、長期留学をする人はシェアをするのが一般的。最初は短期でホームステイや学生寮、後にシェアハウスに移る人が多いです。
食事の時間や門限が決められていないので、自分のペースで生活ができます。
学生寮と異なり、シェアハウスにはさまざまなバックグラウンドの人が住んでいます。学生以外とも交流したい人におすすめです。
メルボルンでのシェアの費用は週180~350ドルが相場です。1か月の費用が720~1,400ドルなので、日本円では69,190~134,400円ほどです。
家賃に水光熱費やインターネット費用が含まれるかは、物件によって異なります。価格の差は立地と部屋の種類によるもので、立地面ではCBD周辺の物件が高くなります。部屋の値段はマスタールーム>オウンルーム>ツインルーム>ドミトリー>リビングシェアの順に高くなります。
また入居の際に、日本でいう敷金のBondが必要なことも。設備が壊れたりした時に使われるもので、一般的に家賃の2~4週間分です。
比較的費用がお得で、長期滞在者向けです。
門限などはなく、自分のリズムで生活できます。またホームステイと比べるとハウスルールが緩いことが多いです。
生活で助け合ったり、週末に一緒に出かけたり、便利な情報を共有したり。ルームメイトと仲良くなると、留学生活が楽しくなります。
選べる物件が多いので、住みたいエリアや利便性を重視できます。
消耗品やリネン、食材、調理器具などを自分で揃える必要あるため、他の滞在方法と比べると初期費用がかかります。
時間に自由が利くとは言え、遅い時間に共有設備を使うのはマナー違反。また使いたいときに空いていない可能性もあります。
周囲に配慮しない人やハウスルールを守らない人もいます。相手のルール違反によって生活に支障が出る場合は、直接話をしたり、ランドロードに相談したりしましょう。
最低居住期間がある場合が多く、短期滞在には向いていません。また最低居住期間分の家賃は、早めに退出しても払うケースが多いです。
初見で判断するのは難しいですが、話し方や共同スペースの使い方などから人柄を予想してみましょう。騒音が苦手な人は、ホームパーティの開催頻度なども確認しておくのがおすすめです。
トラブルにすぐに対処してくれるか、親切な人かなどを、居住者に聞いてみましょう。
設備の使用時間や掃除当番、Wi-fiの制限、最低居住期間などを確認しましょう。
清潔感があるか、壊れたまま放置されていないかなどがポイントです。
生活のしやすさを判断するため、以下のポイントを見ておきましょう。
ゲストハウス・ホステルとは、シェアする宿泊施設です。オーストラリアではバッパーとも呼ばれ、価格が非常に安く宿泊客と交流が持てることが魅力と言えます。
他の滞在方法よりも安く抑えられるため、とにかく節約したい人におすすめです。
生活に必要な設備は整っているので、最低限の消耗品を揃えれば生活できます。
ゲストハウス・ホステルといえば、三人以上でシェアするドミトリー。留学生や旅行者など、様々な国・異なるバックグラウンドの人と交流できます。
共有設備が汚い・雑音がするなどといった環境で旅行慣れしている人は問題ないでしょう。ただし勉強に集中できる環境ではないため、大学生や専門学生にはおすすめできません。
宿泊費はドミトリーで一泊30ドル程です。安いところは一泊25ドル、高いところは45ドルほどのため、1週間で175~315ドル、1か月では700~1,260ドルになります。日本円では67,200~120,960円ほどです。
費用には部屋代と設備利用費が含まれており、他の滞在方法と比べて非常に安いです。基本的に素泊まりですが、施設によっては朝食がついています。
ホームステイと比べると滞在費が半分以下になる場合も。効果的に留学費用が節約できます。
共有のキッチンやバスルームがあり寝具も揃っているので、旅行の感覚で準備できます。ただしアメニティは少ないので、消耗品は準備しましょう。
同じ部屋に宿泊する人と話しやすいのが魅力です。学生寮のように学生ばかりが滞在しているわけではないので、さまざまな人と交流できます。またホステル主催のイベントがあることも。
市街地に位置することが多く、生活しやすいです。
一人部屋もありますが、費用を抑えるならドミトリーかつ二段ベッドでの宿泊となります。慣れていない人は、落ち着いて休むことができないでしょう。
相部屋なので、貴重品の管理は必須です。
衛生環境が悪い、使いたい時間に空いていないなど、ある程度の不便さは覚悟しておきましょう。
多くの場合は市街地の便利な場所に位置しているので、生活には不自由しません。ただし学校との位置関係も確認しておきましょう。
下記のポイントをチェックしてみましょう。ゲストハウス・ホステルは口コミが多いので、それらの情報を参考にするのがおすすめです。
きちんと接客してくれるかを、口コミで確認しましょう。
異性との相部屋に抵抗がある人は、必ず確認してください。
朝食を自分で用意するのが面倒な人は確認しましょう。