ファームと言えば、温暖な気候であるクイーンズランド州を思い浮かべる人も多いかと思いますが、実はメルボルンがあるビクトリア州にも有名なファームがいくつかあります。都会から離れすぎず、ファームのお仕事が終ればまたシティーに戻りたい方には打って付けです。
また
現在は新型コロナウイルスの影響で人手不足になっている為、ビクトリア州のファームで季節の収穫作業に従事する方に向けに、ビクトリア州政府が8週間の業務に対して最大$2430のボーナスを支給しています。(2021年7月時点)
Mildura(ミルデューラ)
ビクトリア州の中でもトップだと言っても過言ではないファーム地域になります。人口は約5万人の小さな街ですが、ローカルのスーパー、アジアンスーパー、映画館、娯楽施設もある街です。
メルボルン市街から車で約6時間半程、電車やバスを乗り継いで行く場合には約8時間かかります。
オレンジなどの柑橘類とワインの産地として有名で、特にワイン原料用のブドウの生産量はビクトリア州における総生産量の約85%を占めます。
Shepparton(シェパートン)
シェパートンもビクトリア州で有名なファーム地域になります。他のファーム地域と比べるとメルボルン市街からもそこまで遠くなく、車で約3時間、電車やバスで行く場合には約4時間程で行くことが出来ます。梨やリンゴなどの果物や酪農のファームが多く見られます。
天候によっては作業内容が異なる場合や、同じファームでも時期によって栽培する物が違うことがあります。主な仕事内容は果物や野菜の植付け、木の剪定、収穫、仕分け、箱詰め等です。
勤務時間はだいたい朝5、6時から始まり、休憩が合計1時間程あり、昼間13時から遅くても夕方17時くらいに終わるのが一般的です。その日の作業が就業時間内に終わればそこで終わる場合もあります。
セカンドビザ取得のためにファームで働く人は政府が指定しているファームで、尚且つワーキングホリデービザが期限切れる前に必要な日数を働かなければなりません。人気のファームだと2、3ヶ月待たなくてはならないところもありますのであらかじめ日数に余裕をもって仕事を探しましょう。
ファームでの給料は
またオーストラリアのほとんどのファームでは週払いでお給料が振り込まれます、日本の月払いに比べるとお金の管理がし易いかもしれません。
POINT1
紹介
1番手っ取り早く、信頼性が高いのはファームで働いている知人からの紹介です。仕事内容や給料、ポジションの空き状況など直接聞くことができるので、ファームに行く予定のある友達がいる場合は繋がっておくといいでしょう。
POINT2
POINT3
Facebooコミュニティー
メルボルン:「メルボルンにいる日本人集まれ!」
オーストラリア全体:「オーストラリア☆ワーキングホリデー」
「Famz オーストラリア最大の求人・ファームコミュニティー」が有名なコミュニティーページになります。
上記で紹介したMildura(ミルデューラ)やShepparton(シェパートン)はアジアンスーパーやデパート、ホームセンターなど比較的なんでも揃いますが、事前にある程度用意して、いつでもすぐに働ける準備をしておくと良いでしょう。
メリット | デメリット |
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・セカンドビザやサードビザに繋げることが出来る ・都市部の飲食店で働くより給料が高い ・日本人でも同じ境遇の人たちと友達になれる ・様々な国の人たちと友達になれる ・英語力がそこまで高くなくても働ける |
・ファームでも政府指定の場所でないとセカンドビザ取得不可 ・オフシーズンで全然稼げなかった ・悪徳ファームでプラン通りにいかない ・朝が早い ・国際差別がある ・とにかく虫、日焼けがひどい |
・ワーキングホリデーのセカンドビザやサードビザをご検討されている場合は必ず政府に指定のファームであるかどうか確認し、給料形態についても確認しましょう。
・季節によってすぐ仕事が見つかる場合や1~2カ月待つファームもあるので前もって仕事探しを始めましょう。ファームに行っても天候、オーナーの事情、もしくは働く自分自身の都合で必ず自分の計画していた日数で働けるわけではないので、セカンドビザを取得目的の人は日にちには余裕を持って行動しましょう。
・広告に記載されていた内容と違い、悪徳ファームに騙された!という方もいます。本当に信頼できるファームか確かめてから働き始めましょう。実際にファームに行ってから仕事を探す方も少なくありません。